退院
2023年3月10日(金)
- 午前7時起床
昨日の夜は38℃まで熱が上がり、なかなか寝付けませんでした。
それでも一晩寝て起きると左腕の痛みもほぼなくなっており、
熱も下がって体のだるさもすっかり無くなっていました!
(左腕は赤紫色になっています。) - 午前8時 朝食
最後のご飯です。今日は洋風の選択メニューでした。
どのご飯も美味しく頂けて、今の病院食は変わったんだなと
改めて実感致しました。 - 午前10時 退院
身支度を済ませて、お世話になって病室を出ます。
ガラス戸越しに姉に手を振ることが出来ました。
先生曰く現段階ではGVHDなどの反応は出ていないとの事です。
ここから10日~12日間ほどで生着してくれるように祈ります。
以上が入院~退院の手記となります。
また、来月にドナー側も外来での診察がありますので、
その内容も報告させていただければと思います。
ひとりでも多くのドナー提供者の参考になれば幸いです。
ありがとうございました。
入院4日目(採取日)
2023年3月9日(木)
- 午前6時30分 起床 採血
体温測定、血圧測定ののち採血
採取のために腕の血管を温存しておくため左手の甲から採取
現段階ではこれが一番痛かったです!※のちに更新されます。
血液検査のうえ7回目のG-CSF注射をするかどうかが決まるとの事。 - 午前7時 G-CSF注射
最後のG-CSF注射を打ち、いよいよ採取に向けて最終段階です! - 午前8時 朝食
朝食は選択メニューで+100円で鮭定食にしてもらいました。
しっかり食べて備えます! - 午前9時 採取準備
担当医師が病室に来られて最終の準備です。
昨日の超音波器を用いて両腕に点滴の差込口を穿刺していきます。
両腕に針が刺さっている状態で最後のお手洗いを済ませます。 - 午前10時15分 透析室到着
車いすで病室から透析室へ移動します。
途中のエレベーターで偶然、姉と遭遇をしました。
お互い頑張ろうと声を掛け合って透析室のある5Fで降ろされます。 - 午前11時 採取開始
いよいよ採取開始です。両腕の透析穿刺針にチューブが繋がれます。
機材が動き出し採取開始・・・と思われましたが、
なにやら左腕が痛い
「・・・こんなものなのかな?でも右腕は痛くない・・・」
「いや・・・痛い!!」
何かがおかしいと気づいたときには、
左の上腕二頭筋のあたりがパンパンに腫れていました。
どうやら返ってくる側の血が血管から漏れていたようで、
一時中断し、別の穿刺部から再穿刺して頂きました。
皆さんは違和感を覚えたら我慢せずにすぐに先生に伝えましょう!
右腕はほぼ痛みゼロだったので本来はドナーの負担は大きくないので
安心してください! - 午前11時30分 採取開始
気を取り直して採取再開です。
瞬発的な痛みは先ほどの上腕二頭筋が一番でしたが、
この3時間の間は腰や脚の地味な痛みとの戦いでした。
血液バックに少しずつ採取した血液が貯まっていくのが見えます。
この血が治療に使えるんだと思い地味な痛みと戦いました。
患者本人のつらさとは比較にはなりませんが、
やはり両腕が固定されているというのが体勢的に結構つらかったです。 - 午後14時30分 採取終了、後措置
長く感じた3時間が終わり、器具が取り外されていきます。
3時間ぶりに腕が動かせる・・・
移植にあたって充分な量の血液が採取できたと聞いて、一安心です。
この後本人に輸血するとの事で、先生にお礼を伝え車いすで自室に戻ります。 - 午後15時30分 昼食
担当の看護師さんが昼食を置いててくれていました。
温めなおしてくれて少し遅い昼食をほどほどに頂きます。 - 午後18時 夕食
寝る体制がつらかったので椅子に腰かけながら足を伸ばしている体勢が楽でした。
夕食はステーキ膳(+500円)でした! - 午後19時 体温測定、血圧測定
37.5℃とやや微熱が出ていました。
明日退院予定です。 - 午後20時 家族とFaceTime
- 午後21時 就寝
WBC見たかったですが、少し疲れたのと熱も出ていたため、
大谷がタイムリーを打ったのを見届けて就寝。
入院3日目
2023年3月8日(水)
- 午前6時30分 起床
- 午前7時 5回目のG-CSF注射
体温測定・血圧測定後、採血もありました。
血液中の白血球の数が順調に増えているかどうかの確認との事です。
今回はそれほど大きな痛みはありませんでしたが、
注射後痛み止め(ロキソニン)を飲むことにしました。 - 午前8時 朝食
コッペパンとイチゴジャム、そしてバナナがついていました。 - 午後12時 昼食
- 午後15時 シャワー
- 午後16時 ブログ開設
今回の入院記録をと思いブログ開設を行いました。
予後の状態も残せていければと思っています。 - 午後17時 ドナー担当医来室
明日の採取に向けて両腕の血管を確認されました。
いつも会社の健康診断でも見えにくいとよく言われるので、
構えていましたがやはり見えづらいとの事。
超音波(エコー)で両腕の血管を確認されていました。
どうやら通せそうな血管があるようで一安心です。 - 午後18時 夕食
麻婆豆腐 初中華でした。 - 午後19時 6回目のG-CSF注射
朝の血液検査の結果でもし白血球の数が多すぎる場合は調整するとの事でしたが、
どうやら基準値内に収まっているようで6回目のG-CSF注射をしました。
やや痛みがあるためロキソニンを服薬。
いよいよ明日午前中に採取となります。 - 午後20時 家族とFaceTime
- 午後21時 就寝
入院2日目
2023年3月7日(火)
- 午前6時半 起床
- 午前7時 3回目のG-CSF注射
今日から朝に注射をします。
寝ぼけ眼も皮下注射でパッチリ! - 午前8時 朝食
朝食は食パンにマーガリン、ツナサラダと洋風でした。
牛乳もついてきました。 - 午後12時 昼食
- 午後13時 WEB会議
今日は会社で自身の関係している会議があったため、
会議の冒頭のみWEBで参加。 - 午後14時 主治医の先生との面談
昼からは父親も来て主治医の先生から姉の手術について面談でした。
患者側の担当医とドナー側の担当医は分かれています。
姉の病状について現状と手術後の予後について説明を受けました。
父親からの差し入れに子供の小さい頃の写真が入っていました。
パパ、ドナー頑張るよ!と士気が高まりました! - 午後15時 シャワー
- 午後18時 夕食
- 午後19時 4回目のG-CSF注射
ここまでG-CSF注射の後も特段体に変化はありませんでしたが、
この4回目の注射の後から少し「・・・ん?」という感じで腰に違和感が出てきました。
痛いという程ではないものの、腰の骨盤あたりと胸のみぞおちあたりが
キューとするような感覚を覚えるようになりました。 - 午後20時 家族とFaceTime
- 午後21時 就寝
この日は違和感を覚えながらもそのまま過ごして就寝。
以上が2日目の状況でした。
2日目の本はオリバー・バークマンの「限りある時間の使い方」でした!
自身も身内の闘病という大きな環境変化の中で時間との向き合い方は再考させられました。
入院1日目
2023年3月6日(月)
- 午前9時30分 病院に到着
入院受付にて診察券・保険証・必要書類を提出、
持参薬の確認とタオルレンタルの申込を行いました。
入院する病棟までエレベーターを上がると、
看護師さんが院内の設備について簡単に案内してくれました。
今回入院する病室に通され、院内着に着替え。 - 午前10時 1回目のG-CSF注射
体温測定・血圧測定ののち、血液検査のため採血。
そして、いよいよ1回目のG-CSF注射をしてもらいます。
皮下注射なので普通の注射よりは少し痛みを感じました。 - 午後12時 昼食
幼稚園の時に肺炎で入院した時以来の病院食です。
記憶の中の病院食は冷たくて美味しくなかったと子供心に残っていました。
最初のご飯は白米にきのこの吸い物、魚の西京焼き、じゃがいもの煮物、白菜のお浸し。
・・・美味しかったです。
ご飯も暖かくて、味付けも少し薄く感じますが健康食といった感覚です。 - 午後13時 姉と対面
食後、放射線治療を終えた姉と少しだけ対面して話しました。
お菓子の差し入れを渡し自分の病室に戻ります。 - 午後15時 シャワー
シャワーは共用でした。 - 午後18時 夕食
夕食は蒸し鶏のごまだれかけでした。
美味しかったですが、少しふりかけが恋しくなってきました。 - 午後20時 家族とFaceTime
- 午後21時 2回目のG-CSF注射
明日からは午前7時と午後19時に注射するとの事。
入院前の説明時に注射後腰や四肢が痛むことがあると聞かされていましたが、
1日目は特段痛みを感じることなく就寝しました。
寝ている間には、見回りの看護師さんが入ってきたり水道が急に流れ始めたりする以外は安眠できました。
以上で1日目の入院記録となります。
隙間の時間は買ったまま読んでいなかったいわゆる”積み本”を持ってきていたので、
それを消化していました。
1日目に読んだ本は
大手町のランダムウォーカーさんの「世界一楽しい決算書の読み方」でした!
簿記会計という堅苦しくて難しそうな題材がキャッチーにまとめられていて読みやすかったです。
ご挨拶
はじめまして。
このブログでは、末梢血幹細胞移植のドナーとして
入院生活を送った日々の記録を残しておきます。
個人的に自身がドナー登録をする際に、
骨髄移植の情報はよく目にしました。
しかし、末梢血幹細胞移植の情報は少なかったり、
数年前の記事であったりと最新の情報を得ることが難しかった経験から、
この記事が今ドナー登録をされた方、
またはドナー登録を考えられている方の参考になればと思い開設致しました。
末梢血幹細胞移植のドナーになった際、
入院中はどのように過ごして、どのような事をするんだろう?
という疑問を感じている方にほんの一例ではありますが、
実体験として時系列でお伝えできればと思います。
この記事を書いているのが入院3日目でしたので、
少しさかのぼって手記を綴っていきます。
宜しくお願い致します。